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Comment lui dire

フランスなんて行きたくない

アラジン 2017/1/1M +アラジン的見どころ第1回~島村アラジン~

観劇始めはアラジンです!やっぱりハッピーエンドじゃなきゃ!



ジーニー…瀧山久志
アラジン…島村幸大
ジャスミン…岡本瑞恵
ジャファー…牧野公昭
イアーゴ…布施陽由
カシーム…西尾健治
オマール…町田兼一
バブカック…白瀬英典
王(サルタン)…青木 朗


あけましておめでとうございます。
去年に引き続き、2017年も観劇始めをアグラバーで迎えることができた。やっぱりハッピーエンドじゃなきゃ…*1
久しぶりの開幕トリオ、そして永野氏10枠を拝見できたことに心から感謝したい。
10枠氏のバナナ芸は控えめであったこと、そして前回(10月)に続いてアブダラ王子がかなり怒るようになったなあと思う。
前はチャーミングだって~の台詞、かなり夢見るように言っていたのだが最近は最初から最後まで憤慨しているし。アブダラ王子が真実の愛を見つける旅に出るスピンオフが早急に待ち望まれる。


はじめましての布施イアーゴちゃんについて少々。
あまりにも馴染みすぎているそのビジュアルにもう100年くらい前からイアーゴちゃんだったのでは?とさえ思う布施イアーゴ、目力がヤバイ。その圧で過去に宮殿内で数人は消滅しているのではないかというレベルの目力。
アニメから抜け出てきたようなキュートでちまちま動く天使酒井イアーゴ、常に裏切りを変えていそうな邪悪な笑みを携える小悪魔町田イアーゴの中間といった雰囲気。
一言で言うと、酒井イアーゴちゃんの双子の兄でジャファーに懐柔されつつある弟の代わりにやってきていつかジャファーの寝首を掻こうと思っていたら、意外とジャファーがアホの子だったのでその気をなくしてしまい、適度にジャファーを支えるフリをしつつ実は優位に立っている、そんな雰囲気。まったく一言じゃなかった。
十分面白かったけど、ジャファーとのやりとりとか間とかはこれからどんどん良くなっていきそうである。ジャファーゴの掛け合いって慣れないと難しそうだな。

◎アラジン的見どころ第1回~島村アラジン~

せっかく感想をこうして書き留めることにしたので、各アラジンについて登板するたびに語っていきたいと思います。
正直自己満足すぎて最高に虚し…虚しく…ない!一年の計はアグラバーにあり。
アラジンで最も重要な役はやはりタイトルロールであるアラジンその人であると主張するアラジン厨として今年も1年生きていくことを誓う、そんな元日の夜である。
第一回はオリジナルキャストである島村アラジンの魅力について語っていきたい。開幕キャストということもあって開幕から2年弱たくさん拝見してきたが、ダークヒーロー的な後ろ暗い魅力に溢れる厂原アラジン、愛され系チャラ男である海宝アラジンに比べてしまうと誠実すぎて少し個性に欠ける気がしてきた島村アラジン。はっきり言ってこの2年で一番変化があったアラジンだと思う。
初期の島村アラジン、すごくピュアで嘘なんてついたらすぐバレてしまいそうな素朴すぎる青年だった。洞窟から抜け出そうとしてジーニーを騙すときの目の泳ぎ方と言ったらこの子は今までどうやって生きてきたのかと心配になったほどだ。なので、ものすごい強運の持ち主なのだと考えていたのだけど、最近*2の彼は良い意味で素朴さを残したまま強かさと誠実さを併せ持った感情の振れ幅が大きいアラジンになってきたと思う。
ちなみに今日の島村アラジンはPOYBで泣いていてもらい泣きしてしまった。ただでさえ泣けるのにあれはずるい。


①「僕を信じて」という言葉の力強さ
相対的な話ではあるが、わりと他のアラジンが優しい口調で言うのに比べて島村アラジンのそれはとにかく力強い。本当に力強い。
この言葉に込められた思いの強さを尋常じゃなく感じる。
今まで何の重みもなく発していた言葉がきっとアラジンにはたくさんあっただろう。
島村アラジンにとっての「僕を信じて」という言葉、そしてそこから感じる力強い意思は、そんなふうに嘘をついて生きてきた自分を何が何でも変えたいと決心した彼の決意表明としての証だと私は思う。


②『自慢の息子』における悲壮感
私がPOYBで一番泣けるのが島村アラジンである。
自分を変えなきゃいけないという気持ちはどのアラジンも強いのだけど、最近の島村アラジンは「今ここで変わらなきゃ永遠に変わることができない」くらいの後がない感が漂っていると思う。だから最後に爽やかな笑みを浮かべて駆け出していくのが余計辛い。


③プリアリバージョンのビジュアルが好き
アラジン役者、個性は違うがなかなかのイケメン揃いだと私は思っているのだけどプリアリ衣装の島村アラジンがとにかく好きである。大好きである。ただの告白である。
島村アラジンってアラジンのときは素朴な雰囲気があるせいか、プリンスアリーになると王子みがすごく増すそのギャップがいいと思うしめっちゃかわいいと思う!!!(力説)


④ジャファーを挑発したあとの表情について
ジャファーにランプを奪われてからのアラジンの表情って役者さんによって全然違うし、すごく個性が出ていると思うけど未だに把握しきれておりません。アラジンオタを目指す身として精進したい所存。
島村アラジンはジャスミンから目をそらすことが殆どないのが印象的なのだが、ジャファーを挑発しジャスミンとジーニーに「僕を信じて」と言ったあとに微かに微笑むのが密かに好きである。相手が瀧山ジーニーだとどこか彼の思惑を感じ取っているような雰囲気があるのもたまらない。さすがオリジナルキャストのツーカー感を感じる。


⑤フィナーレでジーニーの胸を拳でトン、と叩く
これ!!!
島村アラジンを語る上で一番欠かせない、私が一番好きなシーン。
かつてアラジンが散々口にしてきた「僕を信じて」という言葉を、ジーニーは自分が自由になることよりも友の幸せを願い、同じように口にした。
自分の幸せのためにきみを手放すことはできない。そう告げられ一度は失望の言葉をアラジンに投げかけるジーニーだったが、初めての友とも言えるアラジンの機転と勇気というダイヤの原石としての可能性を目の当たりにし、心から彼の幸せを願ったのだと思う。初めて自分よりも尊重したいと思える相手に出会えたということは、ジーニーもまたアラジンと同様成長していたということを意味しているのだろう。
アラジンの最後の願いを自分のために使うように諭したジーニーに対して、どこか悟ったような優しい笑顔を浮かべ、拳で胸をトンと叩くのは島村アラジンだけである。それから、願う。ジーニーの自由を。
私はこの島村アラジンのジーニーへの『答え』が大好きだ。無償の友情がアラジンの心の中に最後まであった迷いを完全に消し去ってくれたことに対する無言の感謝のように思えるから。言葉では計り知れないアラジンとジーニーの絆をたった一つの動作でストレートに表現してくれる島村アラジンのジーニーへの『答え』、必見だと思う。



次回は登板したアラジンから順番に語っていく予定であります。
ところでまったく関係ない話をするが、私は町田イアーゴ推しかつ町田オマール推しなので町田氏は分裂してほしい。

*1:かつて元旦にウィキッドを観た人間の言葉。

*2:2016年に入ったあたりから段々と変わった気がする。あくまでも気がするだけ。