野中フロローをもって全プリンシパル拝見できました!感謝!
どの組み合わせがしっくり来るのかとか考えてるけれどまだまだ答えは出せそうにない。
控えめに言って達郎氏の演技が大好きだ。
随分と前から思ってはいたが、一見陽の人に見えてその実は陰の部分が凄まじく根っこに闇があるような雰囲気を出してくるのが上手いと思う。この話は達郎氏演じる某ラウル・シャニュイ子爵の話から始まり長くなるので割愛します。
◎美南エスメラルダについて
高所恐怖症らしきエスメラルダが世界の頂上からパリの街を見下ろして「困ったな…」って言うんだけどその言い方が最高にかわいい。マジかわいい。
自由の象徴であるエスメラルダが高いところが苦手であるという設定は何かしら意味があったりはするのだろうか。考えておこう。
それはさておき美南エスメラルダの高潔さと慈母的な雰囲気が好き。カジモドに対して愛エスメラルダが1人の友達のように接しているのだとしたら美南エスメラルダは母のように包み込むような優しさを見せてくれると思う。そんな聖母のような優しさを持つ彼女もまた完璧ではなく時には苦しんだりもするし受け入れ難い存在にはあからさまに嫌悪感を示すところが、この物語のえぐいところだなと思うのだが…。
とはいえエスメラルダに全てを背負わせるのは酷であり、背負わないからこそ彼女は自由なのかもしれない。死を選んだのもそう。自由にはプラスの側面もマイナスの側面もあるんだな…(そこをフィーバスは理解してて惹かれたのだろうかなんて思っている)。
◎清水フィーバス
前髪を切れ。
っていう冗談はさておき、すごく裏表がない人だなという第一印象。アニメのフィーバスっぽい。世界が全員清水フィーバスならこんな争いは起きなかったのに…(それはそれでこわい)
勿論戦場で培ったトラウマはあるけれどそれを乗り越えていこうという熱い心意気を感じる。佐久間フィーバスはトラウマを軽薄さで隠している印象が強いので余計に。
でも正直清水フィーバスのことまだよくわかりません!とりあえず前髪長くね!?
◎よしつぐクロパン
よしつぐクロパンの周りで彼をひたすら讃えるジプシーになりたい。
っていうくらいの胡散臭いカリスマ性が迸る。好き。
彼のためにきっと多くのジプシーが命をかけたに違いない。私も喜んで礎となります。救いがないこの物語において未来への希望を抱かせる随一のキャラクターだなと思ったり。
◎達郎カジモドの『Made of stone』について
『トップオブザワールドの海宝、メイドオブストーンの達郎』というキャッチコピーがこのたび私の中で誕生した。めでたい(?)
それほど両者のカジモドで泣けるナンバーが違う。あくまで私の個人的感覚。
前半は無邪気で好奇心旺盛な達郎カジモド、エスメラルダへの恋を自覚して以降人間へと変貌していく様が実に生々しい。空想においてだけでなく、現実においても人間的になっていくように感じる。
その変貌ぶりはメイドオブストーンで極まるのだけど、個人的に一番泣けるのはその前、奇跡御殿でエスメラルダとフィーバスが歌う『in a place of miracles』だったりする。
共に生きていくことを誓うエスメラルダとフィーバスをひっそりと眺め、「僕は醜いから諦めてたんだ」と嗚咽混じりの声で歌う。達郎カジモドは特にエスメラルダに対する恋愛感情を強く感じるので報われなさがMAXである。あのシーン本当に辛い…エスメラルダが内面を見てくれる女性だとわかっているはずのカジモドに僕は醜いから~なんて言わせてしまうあの状況が。
手を取り合い奇跡を信じる2人の瞳の中にカジモドの姿はまったく映らない。カジモドにとって奇跡など最初から有り得なかったのだろうか。哀しい。
あ、メイドオブストーンの話でした。
あのナンバーの達郎カジモドはもはや完全に『人間』だと思っていて、石になろうとすることって無力な自分をどうすることもできなくて現実から逃げているわけで、感情の抑圧行為とも言える。だけど達郎カジモドはそれ以上に絶望や怒りの感情が歌にも表情にも湧き上がっている。石になりたいと言いながらも石になりきれない生々しい人間らしさをすごく感じる。
上手く言えないなあ。
書きたいこともまとまらないので、アラジンでも観て頭を冷やしてきます(?)フロローについてはあと数回見てから…!