Comment lui dire

アラビアンコースト

アラジン 2017/11/12M 北村アラジン×阿久津ジーニーは最高だぞという話。

 
 
今日で抜けそうな予感がする…という謎の勘を頼りに行ってきたのですが、本当に抜けました。
 
謎の勘頼りになりすぎじゃない??(アツい自画自賛)
 
 
まあ基本的にアラジン役者の連投相場は4~5週じゃないかなと思う。
(かつて3ヶ月連投した海宝直人さんという超人のことは勘案しないものとする)
 

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手持ちの猫とレディベスとダディを全て手放し、実家(アグラバー)へ帰ってきたオタクです。
猫はともかくとして後者2演目はDVD出るからいいかなって…(もはやミュオタを名乗れない)
その点アラジンは天地がひっくり返ってもDVDは出ない。いつ行くの?
 
 
話が逸れたけれど推しアルちゃんの中の人こと北村さんお誕生日おめでとうございました。今更感がある。昨日はまったくなんでもない日でしたが、なんでもない日でも行きます(BGM:なんでもない日のテーマ)。
 
 
 
 
ざっくりと、各キャラ感想でも。
最近書くことなくなってきたって?
 
 
死ぬほどあります。
 
 
 
◎北村アラジンについて
いやー…なんか…
 
ちょっと幼くなったね。
 
かと言ってデビュー当初の頃ほど幼いわけでもなく。
お戻り以降もうピーーーー(自主規制)回観たということはまあおいておくとして、なんですかね。すごくアラジンの少年らしさと青年らしさのバランスがよくなったと思う。
決して精神年齢が高いアラジンではないと思っているけど、すごく頭の回転が早いし夢見がちな性格じゃないので、あざとく生きる術を身に着けているんだなという印象はデビュー当初からずっと変わらない。
一生懸命さや純粋さは、アラジンに共通する根っこの部分だと思うんだけど、それが普段から表に出ているかどうかっていうのはアラジンによって全然違っていて、北村アラジンの場合は全く出ていないと思う。だから普段はあんなにチャラくて平気で嘘をつける汚い生き方をしてきたアラジンが、一目惚れしたジャスミンに見せる少年のようにピュアな恋心や囚われの身だと知ったジーニーに対して何の躊躇いもなく君を自由にしてあげると言ってしまうような純粋に人を思いやる心が表出する瞬間に心を奪われるのかもしれない。
 
ギャップ萌えに弱い人がハマりやすいタイプだよね。
 
フィエロもそうなんだけど、チャラいように見えてすごく色々考えているとか、チャラいように見えて根はすごく真っ直ぐだとか、そういうのにすこぶる弱い。二面性のあるキャラクターはそれが良い方向に作用すると土壇場におけるカタルシスになる。
 
ジャスミンに対してもジーニーに対してもすごく男前で王子様みたいな立ち振る舞いをしたかと思えば、急に慌てたり照れたり甘えたりしちゃう。その緩急のつけ方が本当に上手だなと思う。
 
ところで今までサムバディでジーニーのこれできる?って聞かれて必ず「もちろん!」と答えていたのだけど(ちなみに私はこの「もちろん!」の言い方がハイパー好きである。めちゃくちゃカッコイイ。)最近バリエーションが豊かになった。
「もちろんです!」とか「もちろんできます~!」とか。で、これ阿久津ジーニーが「できますか?」て丁寧語で聞いてくるときに同じく丁寧語で返してるんだよね。こういう細かい部分の気配りが好きだな。
 
あと「ああ、わかるさ」って言われて安心してしまうところ、前よりもはっきりとジーニーの言葉に胸をなでおろすのがわかるようになった。上手側に座っていないと北村アラジンが笑顔になるのがわからなかったけど、今は下手寄りに座っていても大きく息を吐いて安心する様子が伝わるようになった。北村さんの演技の中で1、2位を争うくらい好きなシーンだから本当に嬉しい。
 
 
 
 
 
 
◎阿久津ジーニーについて
最近ちょっとお疲れ気味だなあと感じていたんだけど、テンションが高すぎるのが原因では…という一抹の不安がよぎる、フリーダムすぎるジーニー。
見るたびにフリーダムが増していて、かつての猫を思い出す。かつての猫において阿久津タガーは遊びすぎて浅利さんに怒られたそうである(イベントにて本人談)。
たっきージーニーは生まれながらのジーニーで、ジーニーのテンプレートと言うべき存在だけど、阿久津ジーニーはあまりにも自由すぎてジーニーはこうあるべきであるという固定観念が雲の彼方に吹っ飛ばされてしまう。
 
阿久津ジーニーの何がすごいかって、毎回台詞の言い方や感情が違うところ。たとえば二幕でアラジンに君を手放せないのをわかってくれと言われたときの「ああ、わかるさ」という台詞ひとつをとっても、震えるような声だったり、つとめて冷静だったり、むしろ軽くふるまったりと色々なパターンがある。舞台を見ているとやっぱりその時によって熱量の違いや演じ方の些細な変化などを感じることがあって、役者がリアルタイムでその役を演じることの醍醐味を感じられると舞台を好きでよかったなと思う。
 
その醍醐味を毎回感じさせてくれる阿久津ジーニーが大好きです。
 
飛ばすところはすごく飛ばしている阿久津ジーニーだけど、ジーニーの心情描写がものすごくシリアスになってきていて、それはそれですごく好きだなと思う。プリアリ後に行ってしまいそうになるアラジンを引き留めるとき、他のジーニーはおどけながら引き留めるのだけど阿久津ジーニーは無言なんだよね(前は他のジーニーと一緒だった)。アラジンに対する「個人的感情」が知らずのうちに現れてしまったようにも思える。
 
 
 ◎マイベストアルジニに感じる運命的な『理想の相棒』感について
正直デビューしたその日からあまりにも息がピッタリで驚いたのだけど、一年近くこの組み合わせで観てきて、本当に気のおけない対等な相棒になった。たぶん今年一番多い組み合わせだよね。
北村アラジン相手だと阿久津ジーニーが自由にやれているのが伝わってくるし、そんな自由すぎるジーニーにも物怖じせずに一緒に楽しんでくれる北村アラジン。
エンターテイメント部分では思いっきり楽しむ二人だからこそ、シリアスなシーンとの落差に魅了され、特に二幕の後半のぎくしゃくしたアラジンとジーニーの会話は見ていて居た堪れなさすら感じる。
 
北村アラジンがかっこいいときは阿久津ジーニーがかわいくなるし、北村アラジンがかわいいときは阿久津ジーニーがかっこよくなるよね。特にフィナーレの北村アラジンの「本気だよ、ジーニー」の包み込むような優しい言い方に慌てる阿久津ジーニーとそれを見てからかうような笑顔になる北村アラジンは最高にかっこいいのだけど、一転してそのあと北村アラジンが子供のような泣きそうな顔で「寂しくなるよ」と絞り出すと、阿久津ジーニーの「君が僕にしてくれたこと、一生忘れない」の台詞に包容力を感じるしアラジンをハグする阿久津ジーニーの顔は子供をハグする親のようにも見える。お互いがお互いを必要として成長することができたアラジンとジーニーなんだなとあのシーンで毎回実感するんだよね。
 
長々と語ったものの、何が一番言いたいかというと結局はオフマイクの掛け合いが腹が捩れるほど面白いしかわいいということなんだけどね!(?)
最近のサムバディの掛け合いを見てください。
 
・7日S
阿久津ジーニー「これできますか~?」
北村アラジン「もっちろんできます~!」
阿久津ジーニー「教えてないのに~!」
北村アラジン「フゥ~!!!」
阿久津ジーニー「元気だね!」
北村アラジン「ジーニーには負けるよ~!」
 
・12日M
阿久津ジーニー「はい、こっちに来てください~」
北村アラジン「はい、こっちに来ました~」
阿久津ジーニー「はい、こうやってから来てください~」
北村アラジン「はい、やりました~」
 
 
自由すぎない?笑
もはやオフマイクというよりも普通の会話じゃない?笑
 
 
あと「この洞窟から一緒に抜け出すなんてのは、やっぱり無理なんだなあ」の後に北村アラジンはこれ見よがしに大きな溜息をつくのだけど、最近阿久津ジーニーがとうとうその溜息を真似するようになって!かわいい!
 
◎マイベストアラジャス、北村アラジン×瑞恵ジャスミンについて
瑞恵ジャスミンはわりと好きな相手を目の前にしてもチョロくならないタイプなので、どう考えたってその身持ちの固さを前にしてへこたれずに尚且つそのチャラさでなし崩しにしようとしてくる北村アラジンに結局瑞恵ジャスミンが根負けして絆されるのだ。最高じゃないですか?
ホルニューで一緒に何かを発見して手を伸ばすところもいい。あそこの手伸ばしタイミング、あんなにピッタリと合うのきたみずアラジャスだけなんだよね。
元々瑞恵ジャスミン大好きだけれど、北村アラジンとの組み合わせだと一層かわいく見えるんだよね。理由は…わかりません!!!
 
「美女にお似合いの好青年」で瑞恵ジャスミンの「どうしようもないわね」みたいな首をすくめて行ってしまう反応に、きたむアラジンがガクッとなって売り物のフルーツに手を付いてしまうのとかラブコメっぽさもある(そして触ったフルーツを買えと迫る10枠氏←100%無視されます)。
 
 
ソフィとスカイで見たい…スカイデビューして…(キャスティングされてません)
 
 
◎圧倒的フリーダム、ハギームちゃん
ハギームは真面目だって前に言ったし今でも真面目だと思ってるけど、お遊び方面において自由すぎる。そういう意味では阿久津ジーニーと方向性が似ているのかもしれない。
 
お遊びの一例
・プリアリ後にバブカックのお菓子をつまみ食いする
・「うまっ!」と感動する
・オマールにも勧める(断られる)
・牢屋でジーニーに潰された後の文句の付け方がやばい
「バーンって!死ぬかと思ったよ!バーン!バーンって!」
・きたむアラジンくんに「落ち着け」と言われる(アラジンの人、強い)
・フィナーレでハイタッチ失敗して、オマールがバブカックの味方をするので怒ってオマールにウォーッ!ってする(そのあと冗談だよテヘッて笑うのがまたかわいい)
 
でも!根は真面目!笑
というか正義感が強いかな。プリアリ後とか一見ふざけているように見えるけど、本当はこんな大がかりな詐欺はやりたくなかったような雰囲気だしね。
アラジンに「上手くいきっこないって!」と言うときの背中をバシンと叩く仕草とか、すごく軽い口調で言ってくれるけどアラジンを心配しているのが伝わってきていいなあと思う。
 
きたむアラジンくんとハギームは本当に仲よさそうに絡むから観ていてすごく楽しい。牢屋でカシーム振り向かせるのにランプの先で何度もカシームを突くアラジンを初めて見ました。大丈夫!?ジーニーに怒られない!?笑
この二人がヤンチャすぎるのと、藤田バブカックもマイペースな遊び人なので、嶋野オマールの苦労が偲ばれる所存。
 
 
 
 
すみませんメイン3人+カシームで力尽きました
今のBOAKのマブダチ感今まで見た組み合わせで一番好きかもしれない
 
(読み返したらすごい誤字っぷりだったので訂正しました)