先週突如としてなされた演出変更に戸惑いを隠せないアラジンオタの私ですが、それはそれとしてアラジンは観たい。
（今年は夏からM!もあるし猫も始まるし冬にはスリルで散財するし、こんなにアグラバー充できるの今のうちだけだからね、という言い訳からこの話は始まりますが長丁場になるので割愛します）
◎北村アラジン×阿久津ジーニー
一番変わったところ。
アラジンとジーニーが喧嘩するシーン。
阿久津ジーニーが「ああ、わかるさ」という前に少し間が空いて、今まではアラジンに背を向けていたんだけど振り返って正面を見てその台詞を言うようになった。
それに伴って北村アラジンもジーニーの表情を見てハッとするようになって、あえての無表情で目を逸らすように。
きたむアラジンくん、今まで必ずジーニーに許してもらえたと勘違いして笑顔になってしまう演技だったのでそれがなくなってしまって他のアラジンと同じアプローチになってしまったという感じなのだけど、私はあの演技が一番好きだったのでかなり残念だったりする。
自分の嘘が人を傷つけてしまったことに最後の最後で気付いた北村アラジンが、悲しそうなジーニーの顔を見てようやく決心するという心の変化がすごくわかりやすくて大好きだったし、北村アラジンらしかったなと思う。
だけど推しアルちゃん、デビューの頃から比べるととても落ち着いて大人なアラジンになってきたので、違った一面が見られるようになるというのはそれはそれですごく嬉しいことでもあるんですよね。
阿久津ジーニーも、少し落ち着いたというかスタンダードな仕草が増えたと思うんだよね。手拍子〆で「もういいよ！」って言ったり、ジャファーを騙すときのアラジンの「僕を信じて」でジャスミンを見るようになったりとか。
とは言え、本当に息が合ったコンビで楽しいのは相変わらずである。
サムバディ
— こむぎこちゃん (@11_14_29) 2018年4月4日
北村アラジン「見ててジーニー！」
阿久津ジーニー「わー！10点！10点！」
北村アラジン「次はぁジーニー！」
阿久津ジーニー「どう？」
北村アラジン「……1点」
ほんともうwww最高www
久しぶりにサムバディで声が出るくらい笑ってしまった。
阿久津ジーニーのフリーダムなアドリブに毎回対応してくれるきたむアラジンくん、本当に頭が下がるし大好きだし、何より顔がいい。
いや…ほんとね…かっこいいんですよこれが…
アラジンパーマが似合うんだわ…
話が逸れたが、阿久津ジーニーは推しアルちゃんをおんぶした後に「頑張りました！」とか「み・が・る・だ・ね(強調)」とか言うのはどう考えても他意がありまくりである。そうは言ったって北村さん、まだスキンブルリフトで落とされたことないんだぞ！(たぶん)
◎北村アラジン×瑞恵ジャスミン
とりあえず拝んでおくでしてー
最高のバランスなのに決して順風満帆には思えないカップルのきたみずアラジャス。
本編では紆余曲折の結果ハッピーエンドだけど、フィナーレ後も紆余曲折ありそうなところが好きなのだ。とは前も言ったけれど北村アラジンが少し落ち着いてきたせいもあって、瑞恵ジャスミンのじゃじゃ馬姫ぶりが顕著になった気がする。なので、結婚した後に喧嘩することはあってもきたむアラジンくんが折れてくれるような気がする。
ホルニューで何かを発見してジャスミンに教えるように手を伸ばす北村アラジンと、アラジンの腕を掴んで嬉しそうに振り向く瑞恵ジャスミン。
ひとつひとつの仕草が本当にピッタリと合う二人なんだよね。もちろん考えてやっているのだろうけど、とても自然に見える。
「目を開いて よく見てごらん（２回目）」の囁くような甘い歌声も最高。
後ろから手を伸ばしてジャスミンを抱きかかえるとき、最初はいつものクシャッとした満面の笑顔なのにその後ジャスミンの方を見て大人っぽいクールな笑顔に変わる。
乙女ゲーの王子様キャラなの？
学園一の人気者なの！？
あとジャファーを騙したときに北村アラジンは必ずジャスミンを見て無言で肯くのだけど、瑞恵ジャスミンはしっかりと頷き返してくれるんだよね。
色々なアラジャスで観たけれど、この二人の組み合わせが一番私好みの「言わなくても通じ合っている」感がある（とか言ったけどオリキャスアラジャスも大好きなので…）。
ところでホルニューって略良くないですか？？？
AWNWよりも良くない？？？
◎演出変更について
元々わりと自由な部分が多いため、変更なのかどうかわからない箇所もあるけど一応羅列してみます。
①「ゲームオーバー」
ジャファーとイアーゴがサルタンの方を向いて止めるように言うようになる
②「殺人は成功のもと！」の言い方
甲高い声で言うようになった。母親の真似？
③市場の場面に切り替わってからもしばらくジャファーの高笑いが残るようになる
④BOAK前のカシームの「けど…」がなくなる
その代わりBOAK全員でラズール隊長が去っていく方を覗き込むようになる
⑤「美女にお似合いの好青年」のアラジンの立ち位置
下手側フルーツワゴンの前→ワゴンの隣、ジャスミンに近い距離で言うように
⑥「お嬢ちゃん！ちゃんと代金を支払ってくれるんだろうな！」
商人（12枠）がジャスミンの腕を掴んで引っ張るようになった
⑦ミリオン前ジャスミン「それ以外の人は苦しんでいる」
正面を向いてではなくアラジンの顔を見ながら言うようになる
⑧衛兵に捕まってジャスミンが自分の正体を明かすシーンアラジンがジャスミンにお辞儀をしなくなる。棒立ち。
⑨「誰だ、我が眠りを破る者は」
アラジン「無理！」
⑩洞窟の音響
エコーがより聞こえるようになる
「誰か助けて！（誰か助けて！（誰か助けて！））」みたいな感じ。
⑪ダンスコンテストでジーニーがアラジンに魔法をかける
毎回やってるから変更だと思う…たぶん…
⑫「この洞窟から一緒に抜け出すなんてのはやっぱり無理、なんだなあ…ハァ…」に対するジーニーの反応
「は？は？は？」→「ハァ～、ハァ～、ハァ～」とアラジンの真似をするように（阿久津ジーニーだけなのか変更なのかはまだわかりません…）
※追記
後日見たら「は？」パターンもあったのでアドリブやあれ！笑
⑫プリアリ冒頭のカシームのソロ
さ～あ～～～どうぞどうぞ～～～が低くなる。
（これも変更なのかハギームが変えただけなのかはわかりません…）
※追記
ハギームだけでした。
西尾カシームは従来の高いバージョン。
⑬パレードが成功して喜ぶアラジン、振り向いてオマールとイェーイと親指を立てて喜ぶようになる
変更なのかな？
北村アラジンと嶋野オマールだと違和感ないけど、たとえば厂ちゃんアラジンや海宝アラジンはそんなことしなそう…笑
⑬「やっと二人になれた」
アラジンが左手をヒラッとさせてかっこつけたポーズをする。
⑭アラジンが登場した瞬間の侍女たちの反応が変わる
前は肩を落としてのけ反る感じだったのが逆向き？うっとり感が減った
⑮「僕は王家専属の振付師！」でオマールが出すピンクの布が大きくなる
⑯フィナーレ、マントとネックレスを外してもらったアラジンが皆と合流する前にジャスミンと軽くハグするようになる
正直変える必要あるのかなという部分も変わっていて少し寂しさを覚える。
最初からその演出だったら全然気にならないと思うけど、元を知っていて気に入っているとなかなか受け入れ難い部分もあるよね。まあ舞台は日々変化していくものなので、その変化を楽しめるような心持ちで居られるように心がけたいものです。
