Comment lui dire

アラビアンコースト

キャッツ 2018/10/21M リーダー猫の物語がエモすぎることに気付いた2018初秋。

もう初秋でもなかったですね。サンマ食べたい。


しばらくアグラバーをお休みしていたおかげで足繁く猫屋敷に通う日々を過ごしていました。近くにいるありがたみというものは遠くに離れて初めて気付くものなのだとこの6年間の遠征の日々を思い起こしてノスタルジックになったりとか。今を全力で生きよう(結論)。

とはいえ、大井町は頼みの綱の京浜東北線が死んだら一貫の終りである。その頼みの綱、息をするように死ぬんだけど。(死ぬんだから息してなくね?)

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開幕から2ヶ月強、そして北村さんがマンカスデビューしてから2ヶ月強。見る度に新しい発見があります。そして、ひょっとすると記念日マンカスなのでは、という不安。




◎北村マンカス

今回センターから初めて見て、マンカストラップという猫の物語を改めて感じることができました。てかマンカスって主役じゃね???(猫は皆が主役ですよ)


北村マンカスは優しくて、包容力もあって、とっても良いお兄ちゃんだと思います(喜怒哀楽、苦労や不機嫌さも全部顔に出るのは御愛嬌)。
でもやっぱりとても若い。リーダーとしての重圧に押しつぶされたりストレスを感じたりすることはないけど、リーダーとしてどうあるべきかについては日々悩んでいるように見える。
グリザベラに対しても、彼女を忌み嫌ってはいるとは思えない顔をする。蔑むというよりはどう接したらいいかわからない戸惑いの方が大きい。でもリーダーだから、皆を守る立場だから、仕方なく彼女の前に立ちはだかっているように思えて胸が痛くなる。
デュト様が誘拐されてしまったのも、自分が未熟だったからだと責任を強く感じているように思えたのは、偽デュト様が戻ってきたときに一瞬見せた心の底から安堵したような表情だった。
ミストのマジックが成功してデュト様が戻ってきたときに赤い布を抱えて泣きそうな顔をするミスト以上に泣き出しそうな顔をしているのも、とても北村マンカスらしいなと思う。未熟な自分を助けてくれた仲間への感謝と、大切なデュト様が戻ってきてくれた喜びが入り混じって涙が溢れそうになったんじゃないだろうか。デュト様が戻ってきて誰よりも嬉しかったのはマンカスなんじゃないだろうか。見るたび、俯瞰的な立場で猫たちを率いているリーダーが持つ個人的な想いが台詞や歌ではない表現で吐露されているのを感じて、ここにも一つの物語があるのだなと強く感じた観劇だった。

きっとどの猫にもそれぞれの物語があって、ナンバーがあってもなくてもそれは変わらない。それって他の舞台にはないキャッツらしさであると思うし、その猫の物語を感じさせてくれる演技をしてくれる北村さんは改めて大好きな俳優さんです。


余談だけれど、本当はめちゃめちゃ涙脆いのに普段は涙は見せられないと耐えているタイプなんですよね北村マンカス。全てが終わって打ち上げ(???)のあとに緊張の糸が切れて、ミストやタガーの前で泣くかもしれない。一人で泣くかもしれない。想像が広がるキャラクターだなと思う。(ちなみにきたむアラジンくんは耐えないのでフィナーレではよく泣いています)



真面目な話ばかりではなんなのでギャグ方面でもぬかりがない推し猫についても。

・GRCはさいこうだな…!
・うるさくてうるさくてかなわない、のチャーミングな歌い方と困り顔が最高
 その顔よくやる…BOAKとかでよくやるやる…
・公園中で大騒ぎ\ほら/で声が裏返ることはほぼなくなった
 北村さん、アラジンもデビュー当初は声が裏返りがちだったのだけど最近は全く裏返らなくなったんだよね。もしかして緊張すると裏返りやすいタイプ…?
・クリュースキンブルを追い出すために本気の蹴りを入れる
・何度も「あっち行け!」のジェスチャー
・ソノクイで気絶(あまり介抱してもらえてない)(かわいそう)
・玉井マンゴとハグするかと見せかけて投げ飛ばす(横暴)
・グリドルお迎えのパターン、多すぎ
 スキップ、かっこつけ、デレデレ、パリピ風の4パターンをとりあえず見た。
・バストファさんのゴルフボールを目で追いかけすぎて山崎ボンに怒られる
 夫  婦  か



◎村田スキンボちゃん、デビュー

スキンブルが増える⇒新しいスキンブルで回せる⇒推しスキンブルを見る機会が減る(そもそもマンカスから抜けられそうにない)


というようなアレで、もうこれ以上デビューやめて…と思っていたのだけど、村田スキンボのあまりのかわいさにそんな杞憂は吹っ飛んでしまったのだった。


かなり子供っぽいスキンブルだなと思うのだけど、お子ちゃまスキンブル筆頭である達ンボやきたむスキンボとは違ってしたたかさや黒さは全くなかった村田スキンブル。
そもそも幼いのに黒いってどういうことだ。悪魔の子か。
私はスキンブルは幼い方が断然好きなので!(大人っぽくても好きだけど…)(ていうかみんな好きだけど…)村田スキンボちゃんのまだあどけなさの残る表情や何事にも全力投球、そして仲間内での地位が低いところ、それなのに一生懸命バブの面倒を見る良きお兄ちゃんなところ、控えめに言って最高に好みだった。


歴代スキンブルの中で言えば涼太スキンボにダントツで近いと思うし、ビジュアルもわりと似ている。ただ涼太スキンボほど アホっぽく ドジっ子ではない。



◎政所ランパス、暴れる

折角出てきたと思ったら抜けるのはえーよ!!!
というわけでもう出てないけど久しぶりに観たどこパスの感想。

基本的にスタンスは大阪のころから変わっておらず、裏のリーダー感が凄い。ほぼ全ての雄猫を従えている感がある。
そして松出ミストに対して異常に当たりが強く、威嚇したり命令したりは日常茶飯事である。喧嘩猫の血がそうさせるのだろうか。前世で松出ミストに村を焼かれたのか。

意外に子供に懐かれるタイプなのか、バブちゃんにじゃれつかれているのをよく目撃したのだが、全てにおいて全力で逃げていた。避けようとしてコケていたこともあった(かっこ悪い)。
スキンブルを見習ってほしい。


私はデビュー直後のTHE・クールな政所ランパスより日常における振り切れっぷりが凄まじい政所ランパスの方が好きである。実力を隠しているけれど、実は世界一強いという凄みが感じられるのはデビュー当初から全く変わっていない。成長過程なリーダー、北村マンカスとの相性も抜群だったのでまた早く戻ってきてほしいな。







ていうか、アラジンが観たい~~~~~~!
(パリアメオーデの結果についてはまあなんていうか、言及は差し控えます)