2013年の30周年以来5年ぶりに記念日に猫を観に行きました。
31周年は上演していなかったけど、32~34周年は記念日があったかどうかすら定かではないです(ひどい)。たぶん抽選とかやって華麗に外れたりして記憶から消去していたものと思われる。
マンカスデビューした時点で「もしかしたら…そのうち記念日挨拶担当する日が来るのでは…」とは思っていたのだけどこんなに早く機会が訪れるとは思っていませんでした。
というわけで北村さんのご挨拶する姿が観られただけで、私にとっては最高の記念日になりました。改めて、キャッツ35周年おめでとう!!
推し俳優が挨拶するとか初めてのことだったので、私が勝手に緊張して途中から脳内BGMが『自慢の息子』になる事態が発生したのですが、完全に杞憂でした。
しかも今まで聞いたことがあるどの記念日挨拶より長くて、だけど落ち着いていて、一言一言に気持ちが込められた素晴らしい挨拶だったなと思います。
北村さんの声はとても明瞭で聴きとりやすくて大好きです。ミュージカル向きだね。
猫はサイドに座ることが多く、ほぼどセンターの後方から観ることなんて殆どないので貴重な経験をさせてもらえた記念日だったと思います。舞台においてセンターから観ることの強みとでも言うのだろうか。その作品が伝えたいメッセージがストレートに心に響く。
特にメモリーはグリザベラだけでなく他の猫たちがどんな想いを彼女の生き方に馳せているのか、スッと入ってきた気がしました。座る席によって受け取れるものが違ってくる、これだからミュージカルってやめられないと思いませんか(いいこと言った顔)。
その他の感想でも。
◎クリューきたむマンカスくん、暴れる
実は10マチネも観てきたんですけど。
10Mのソノクイ:新庄マンゴを投げ飛ばそうと後ろからガッチリホールド。したかと思いきや、新庄マンゴを抱えたまま仰向けにコケる。
ギャグか…?と思うほどの見事なコケっぷりに思わず吹き出してしまった。いやまあ、怪我がないなら何よりです。あと巻き込まれた新庄マンゴマジ乙。
11Mのソノクイ:新庄マンゴを投げ飛ばす。
前日失敗してるのに果敢に攻めていく、そういうとこだぞ。
でも毎回投げ飛ばされる新庄マンゴの身にもなってほしい。
◎とにかくグレートランパスキャットのきたむマンカスは最高だぞと言いたい。
ちょっとだけ嬉しそうに目を細めて歌い始める冒頭とか。
♪うるさくてうるさくてかなわない、のお茶目な歌い方とか。
タガーに邪魔されて不愉快そうな顔したのにタガーが去っていくとちょっと苦笑して「やれやれ」みたいな顔になるところとか。
雄猫(+ジェニ)が客席から登場するあたり、腕組みしながらちょっと困り顔で様子を見守っている姿とか。
とにかく全ての演技がツボをついてくるのでGRCには感謝しかない。さすが我らがNo2、リーダーを陰から支えて魅力を引き出してくれるぜ…(たぶん違う)。
◎政所ランパスの華麗なる日常
その1:山科ミストへの飽くなき挑戦
タガーナンバーで山科ミストに至近距離でガンを飛ばす政所ランパス、もはや「お前の顔が気に食わない」レベルで喧嘩を売っている。
しかも自分が寝てるときは山科ミストに猫パンチされても手で軽くあしらうし。そこだけ見ればかっこいいのに…
その2:横リコ、無事舎弟に復帰
オラオラ系として名を馳せていたはずの横リコ、無邪気(?)な笑顔で「バストファさんだ~」的に手を伸ばしただけで政所ランパスに腕を下げられる。
一体横リコが何をしたというのだろうか
その後はご給仕に失敗して政所ランパスに無慈悲に引っ張られていく横リコを目撃して、やっぱ横リコそのポジション似合ってんな…と思ったのであった。
その3:自分からマンカスに「バストファさんお迎えしていい?」とせがんだくせにご給仕が終わるころには「なんで俺がこんなことやるんだよ…」とマンカスに訴える
個人的嗜好として、大人なのにノリがいいランパスが好きなのでとてつもなく萌えるポイント。大人だからこそバカをやれるというか。カーバとランパスはそういう感じのキャラが好みです。
ちょっとだけネガティブな話をしますが
普段グッズとかにあまり文句言わないけど、今回はちょっと酷すぎないか…。というか東京猫のグッズで個人的に惹かれるものが何一つなくて1回もショップ見てない。
30周年程本気出してほしいとは言わないけど9000回とかだって結構かわいいのあったじゃない…?しかもあのデザイン、絶対売れ行き悪かったと思うよ…。
イベントとかと違ってグッズはそのまま売上げに直結するんだし、もう少し…もう少しなんとか…と思ったのでした。完。
公演自体はとても素晴らしいものでした。猫が好きで良かったなあ。