Comment lui dire

アラビアンコースト

5年目を迎えたアグラバーと絨毯ストライキの話。アラジン 2019/5/24M,5/29S 

最近何をしていたかというとホサナしすぎて破産しそうです。
まじやばい。あと思ったよりエリザのチケットが取れてしまいわりとガチでやばみ。
ジーニー!5000兆円ほしい!


私の財政事情についてはとりあえず魔人頼みするとして、もう2週間近く前のことになりますが、1周年以来に記念日観劇してきました!!!


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もうね、心底行ってよかった。
アラジンが好きです。アラジンが好きで良かった。
これからもずっとアラジンが好きでいたいです。




◎記念日カテコのおはなし

記念日にオリキャス3人が揃うのは初日以来だそうです。
初日を観ていない私にとってはつまり初めてでした。

実は初期のオリキャスアルジニの息ピッタリな掛け合いが醸し出すこなれすぎたエンタメ感が好きになれなかった時期があったのだけど、開幕の頃から比べたら演技面にそれぞれ一番変化があったアラジンとジーニーだと思う。この話を始めると3時間くらいかかるのでとりあえずさておいて





っていうアルちゃんおたくが泣いて喜ぶようなやりとりがあって、アルちゃんおたくは静かに涙したのであった。
マジオリキャスアルジニとうとい。

そしてジーニー締めの後も続く長いカーテンコール。
アラジン、ジャスミンジーニーの3人カテコ。
最後はアラジンが一人で出てきました。


アニメ版の頃からよく聞く「ジーニーが主役だよね」という感想は正直ごもっともだと思うし、劇場でもちらほら耳に入ってくる。
私も初見の感想は「ジーニーすげ~!」だったし、ジーニーという圧倒的存在感を持つ相棒に比べたらアラジンはダイヤの原石であるということ以外は欠点もたくさんある普通の青年だった。だけど、やっぱりこの話はアラジンがいないと成り立たなくて、アラジンの変わりたいと思う気持ちと根のやさしさがジャスミンジーニーを自由にしてくれたんだと思っている。


だからなんていうか…アラジンの一人カテコでいつになく涙が溢れて止まらなくなってしまったんですよね…


日本が誇るオリジナルキャスト、島村さんのアラジンがだいすきです。
(2、3年目の記念日行ってないんだけど今まで最後にアルちゃんがソロで出てきたことあったんですかね?)


◎絨毯くん、ストライキする
アニメ版のアラジンに出てくる絨毯には人格があって、ジーニーと友達だったりアラジンと仲良くなって助けてくれたりする。アブーにビビっちゃうくらい臆病でもある。
舞台版では絨毯はただの空飛ぶ絨毯である。美女と野獣に出てくるような中の人がいる絨毯は出てこない。

そんな絨毯くんなのだけど最近どうも調子が悪いらしく、とうとうホルニューの最中に完全停止してしまった回に当たった。


♪きらめく星屑とたわむれて の後くらいから絨毯が動かなくなり、本来なら最後の♪自由な(自由な)で二人は絨毯を降りてキスをして曲が終わるのだけど、アラジャスが向き合ったまま幕が静かに降りて戸惑いながらも客席から拍手が起きた。
その光景が不思議と違和感がなくて、シルエットになったアラジャスが見つめ合ったまま幕が下りていく姿がとても美しかった。

私の目の錯覚な気がして言い辛いんだけど、幕が下りていく瞬間にアラジャスが近づいてキスしているように見えたんだよね。(でも流石に強火オリキャスアラジャス担である私の妄想だろうと思うことにします)

もちろんトラブルなんてないほうがいいし、トラブル発生時の対応もある程度決められているとは思うけれど、こんなに絵になるトラブルに遭ったのは初めてでした。舞台が放つ瞬間的な美の力を改めて実感した気がします。


(まあ初めて見る人にとってはトラブルはない方がいいに決まってるけどね!)


◎オリキャスアラジン様、エモーショナルすぎる問題。

私テンション高い島村アラジンも大好きなんだけど、落ち着いた島村アラジンも大好きです。
つまりどっちも大好きなんだよね。
とはいえ、今季(2019年4月以降)の島村アラジンは本人比で大分わざとおどけて振る舞うような仕草が控えめだと感じた。本人比なので、他のアラジンと比べるとやっぱり道化た仕草が多くてどこか物悲しく感じる。
オリキャスアラジン様、本当に毎回アラジンとして違う生き方をしているように思えて。もちろんストーリーの結末は変わらないのだけど、アラジンがジーニーを自由にする選択をするまでの過程で生じる感情がすごく複雑で観てて全く飽きないんですね。


たとえばジャスミンに「ここに住んでいるの?」と聞かれたときの「驚くよね!」の言い方もその日によって結構変わる。
「…驚くよね」という物悲しけなニュアンスのときもあれば「驚くよね!!!」とわざと大袈裟に全然気にしてないように言うのにジャスミンに背を向けたときに一瞬哀しそうな表情をしたりとか。


あとはホルニュー後の
「あの時も最高だったね!!!アハハハハハハハハハハハハハ…ハッ(息を飲む」
ここで死ぬほど笑いを取りに来たかと思いきやその次の週は
「あの時も最高だったね!…………!」
一転してシリアス。


アラジンというミュージカル、実際に劇場へ行くとわかるんだけれど本当にアグラバーが存在しているんじゃないかと思えるくらいにアラジンやジャスミンを始めとしたアグラバーに生きる人々の息づかいを感じることができる舞台でしか体感することができない新鮮な感動が毎回あって、島村さんのアラジンは一番その新鮮な感動を体感させてくれる俳優さんだなと思います。




そんなオリキャスアラジン様、喉の調子があまり芳しくなかったらしく週中キャス変できたむアラジンくんになってしまったので、私の2トップアラジンが交互登板するアグラバー、まだまだ続きます!!!(破産します)