Comment lui dire

アラビアンコースト

デスノート THE MUSICAL 2017/9/11S @新国立劇場中劇場

柿ラ回。

久しぶりの新国立劇場。浦井くんの何かを観に行った以来。タイトルすら思い出せないという…なんだっけ…星から降る金みたいなタイトル…。
前回は浦井氏も柿澤氏も両方拝見したのだけど、シアターが変わったこともあって1回で我慢しました。


2.5次元ミュにありがちな尺を無理矢理舞台の上演時間の幅に収めようとしたことによる強引なカットとか唐突な展開とかなされない説明とか、それは確かにあるのだけど、それにしても原作とは一線を画したオリジナルのミュージカルをよくここまで作り上げたなと思う。
正直原作は登場人物が多すぎるし話が難解な上に長いので、3時間の舞台にまとめるのはとてもじゃないけど無理がある。なので、原作を尊重しつつも全く新しいデスノートの世界観が創出されていて、そこに違和感なく入り込めるのは凄いことだよね。ミュージカル界の本気を見せつけようとする意気込みがダイレクトに伝わってくる。演出、キャスト及び音楽の力にただただ感動する、そんな作品だと思います。

ただ、ただ一言言わせて?


やっぱりオチがクソすぎない???



いやなんか…まあ面白いからいいけど。


浦井トは原作に近い、努力など表にはひとつも見せない天才型で傲慢な月だったなって記憶。なんというかむしろ、もう実質宮野月??

一方今回観たのは柿澤月でした。
柿ラちゃんはビジュアルもさることながら、キャラクターもかっきーならではの独自の月だなと思う。かっきーは等身大でリアルなキャラクターを演じるのがとても上手く、リアルさゆえの生命力に溢れているところが魅力の一つでもあって、そういったかっきーらしさがすごく月でも生かされている。だからかわいそうになる。もしノートにさえ出会わなければ普通の生活を送れていたかもしれない。だけど、素質はあったんだと思う。かわいそうだけど自業自得だな…。


濱田さんのレムはすごくいいと思うし合ってるんだけど、ただレムのキャラとしては、あの…やっぱり百合すぎない!?
前回よりもレムとミサの百合感が更に強まった気がする。ここは原作オタからは賛否分かれるんじゃないかな…デスノ原作は情愛的な要素に欠ける作品なので、血の通った部分を感じられるという意味ではいいのかな、とは思うんだけど…。


まあガチ松田担としては松田が松田じゃない時点でもうデスノートというより『ワイルドホーンがめぐさんのためにガチで作曲したデスノートっぽいオリジナルミュージカル』として認識しています。



次回の観劇予定なのだけど、
ダディ→チケ戦争に負ける
ベス→FC当選したのに振込忘れて手持ちなし
屋根ヴァ→取り忘れた

というていたらくによりなんと平方コンまで予定がありません。ダディのチケットくれ。