Comment lui dire

アラビアンコースト

99回生きたリーダー猫。キャッツ 2019/4/25S

たぶん…
つまり翌日(4月26日)が100回目ですね。
だからどうということはないけれど、オタクというのは無意味に数字にこだわる生き物なんだ。


新演出の猫を受け入れたと言いつつも、観るたびに違和感があるなあという感情が出ては消え最終的には「やっぱりキャッツが好き」という結論が出て一件落着する。舞台においては、二度とこの俳優が演じるこの役が観られなくなる日が来るのと同様に、大好きだった演出が変わって二度と観られなくなってしまうなんてことも日常茶飯事なのだと痛感している。できれば音源や映像に残ってほしいと思っても現実はそう簡単には上手く行かないし、だからこそ1回1回の舞台を大切に観たいと常日頃から思っています。


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大好きな猫が多くて、目が足りないと嬉しい悲鳴をあげていました。
北村マンカスはもちろん、岩崎タンブルもいて村田スキンブルもいてゆきちゃんランペもいてまちまりジェミマちゃんも!
とはいえ、比率としては90%くらい北村マンカスを観ています。偏りすぎじゃね?推しを100%の力で見る能力と全体を見る能力を同時併用する薬がほしくなるよね。(副作用凄そう)





◎やっぱり北村さんの演技が好き

私が俳優を好きになる基準はビジュアルでも歌でもダンスでもなく、完全に演技です。
北村さんにハマったきっかけはアラジンだけれど、スキンブルもペテロもすごく好みだったし、ライオネル???えーとね、ラウル似合いそうだなって思った(キャラ全然かぶらないのに)。
これからも色々な役を演じられてほしいし、観られたらいいなあと切に願っています。とりまスカイやろ!(マンマ再演楽しみですね!)




話が逸れましたが、北村さんが演じるマンカストラップが大好きです。
好きだから良く見えるのか、好みの演技をしてくれるから好きなのか、鶏が先か卵か先かみたいなアレだけどまあたぶんどっちもじゃないでしょうか。
北村マンカスは時々打算的だったり、その癖思っていることが直ぐに顔に出たりするから、きっと本来の彼はみんなをまとめる役をやりたいわけでもないし自分がそんな器だとも思ってないけど、何かのきっかけでリーダーを任された以上はやると決めたんじゃないかな。端的に言えば、性格的には未熟で危うさが目立つリーダーだなと思う。
だからグリザベラに対しても、蔑んだり憎んでいるとは決めつけることのできない戸惑いや躊躇いのような中途半端な感情が目立つし、それが顔に出てしまうから他の猫たちはどう思っているんだろう?って考えてしまう。そういう機微に気付けるのってやっぱりタガーかなと思うんだけどね。
上川タガーはチャラチャラしているように見えて根はいいやつで周りをよく見ているなと思うので、ちょっと危うさの残る北村マンカスを支えてくれそうで、すごく相性が良いマンカスとタガーだと思った。




◎推し猫、暴れる
まあ毎回暴れてるんだけどな

・暴れる1
スキンブルへの当たりが強すぎる
前世の自分なんだから優しくして
この間なんて全身を使ってクリュー村田スキンボちゃんを船から落としていたので体格差を考えろと思いました
しかもその後の命令の仕方がガチすぎる。ヤクザか?


・暴れる2
きたむマンカスくん、洋マンゴを投げ飛ばしがち

ソノクイに限らず洋マンゴをよくどついている姿が散見されるけど洋マンゴもわりと負けてないので微笑ましいですよね(そうか?)


・暴れる3
ヤクマンの演技が微妙に変わったと思うんだけど、具体的にはスキンブルに注意されたあとに反省の色が見られない。

ほとぼり冷めたころにまたヤクザってくるやつでは。
おまわりさん車掌さんこいつです。



◎4年ぶりの岩崎タンブル
この間一番好きなタンブルは岩崎タンブルって言っておいてアレなんだけど


ミストで観たいんよ……………


という身も蓋もないことを言うのはさておいて、岩崎タンブルなんと札幌ぶり。
キャス変見て2日後には突発するくらいやっぱり私は猫の岩崎さんが好き。ミステリアスさとは裏腹なカッサ溺愛ぶりと、ジェリクル学園では「タンブル先輩ってクールで近寄り難いけどめっちゃイケメンだよね!」「でも幼なじみのカッサちゃんの前だと豹変するって噂だよ」って言われてそうな二面性は健在で安心。

ところで昨日のゴキ岩崎タンブル、洋マンゴと村田スキンボと分部ランパスに囲まれて三方向からおたまやブラシで尻を叩かれるなどして攻撃を受けていたのだが、クールでミステリアスとは…



◎上川タガーのはなし

ぶっちゃけ大阪時代の記憶があまりない上川タガー。というのも私は断然上川マンゴ派でありタガーはまあ普通かなと思っていたからだ。
でも今回新演出でタガーを初めて見たら考えを改めた。


タガー、新演出でダンスの比重が増えたとは言えぶっちゃけ歌の比重も増えてる。個人的にダンス下手でも「タガーだしいいか」ってなるけど歌下手だと「タガーだしいいか」とはならないんだよね。私の場合は、なので逆に考える人もいるかもしれないけど。

それはともかくとして上川タガーは歌も踊りも安心感があるし、何より凄く面白くなった気がする!(気がするというのは、大阪時代の記憶が曖昧だからです)

特にタガー締め前のマンカスとミストの追い出しバリエーションが豊富ですごく楽しい。
タガーベッドはポッポー!があるため若干パターン化されてしまったのが残念だけどわりと最後まで粘ってバブちゃんを困らせてくる上川タガー。もっと暴れてもええんやで。






平成最後の猫を推し猫との握手で締めくくれるという猫オタ冥利に尽きる猫納めとなりました。
令和の時代ものんびりと猫オタやっていけたらいいなあ。