Comment lui dire

アラビアンコースト

暇じゃないけど軽くミュージカル推しキャラについて語ってみる

◎ベンヴォーリオ(ロミオ&ジュリエット)

とりあえず推しのベンヴォーリオ観を聞いてくれ。
平方元基「ベンヴォーリオがいたからこそ3人で仲良くやってこれたと思う。ベンヴォーリオは何事にも一歩引いて、周囲の出来事全てを冷静に見ている人間なんですね」


これだよ!

昨今のロミジュリ演出、ていうかイケコという公式との解釈違いを起こして死んでいる私にとって推しベンヴォーリオの言葉が染み渡るのは言うまでもない。

 

ロミジュリの若者キャラの中で一番影が薄い(と言われる)ベンヴォーリオ。
言わずと知れたイケメン悲恋担当ロミオ、壊れた若者だけど人一倍友達想いのマ―キューシオ、孤独と虚しさを抱えながら従姉妹を愛し続けるティボルト…
とまあやたらキャラ立ちした3人がいるため、常識人であるベンちゃんの魅力が伝わりにくいのは仕方がないかもしれない。

それじゃあ何がいいかって?

 


『一人だけ生き残る』

 

 

これに尽きる。乱闘の中で敵対するティボルトに刺されて死んでしまうマーキューシオ。親友が刺されて我を失ったロミオに報復され息絶えるティボルト。ジュリエットが亡くなったと勘違いして絶望のあまり死に囚われてしまったロミオ。ロミオの死に涙を流し共に逝くことを決めたジュリエット。

ベンヴォーリオは殺し合うマ―キューシオとティボルトを必死に止めようとして、ロミオが茫然自失に陥ったときも取り乱さず、未だ争うモンタギューとキャピュレットの間に入り、ジュリエットが亡くなったことをロミオに伝えることができるのは自分しかいないと深く葛藤する。
そんな奮闘も虚しく親友たちは全員死亡し、一人だけ取り残されて生きていくことになったベンヴォーリオ。だけど彼は最後まで折れることはない。
敵対していた大人たちが手を取り合い、ベンヴォーリオが中心となって歌うフィナーレを見ると、残された彼はこれから待ち受ける苦難を乗り越えてロミオとジュリエットが望んだ平和なヴェローナを築いていくことができる、だれよりも失う痛みを知る人間だと思うんだよね。

ちなみに推しベンちゃんこと平方ベンちゃんはかなりの苦労人なので、過労で胃がやられたりはするかもしれません。がんばれ平方ベンちゃん!負けるな平方ベンちゃん!

 

 


◎ラウル(オペラ座の怪人


推しラウルの発言をちょっと聞いてみてくれ。
「縄を切られた後は新しい3人の関係になってるんです。指輪をクリスが渡しに行く時はすごく辛いけど、3人の間に絆が出来ている。だから、クリスが自分のところに戻ってこないんじゃないかという不安はありません!」
「船を漕ぎながら泣くこともある」


たはーーーーっ(ハンカチを握りしめながら)

 


クリスを一途に愛し殺人に走る哀れな怪人ファントムとの対比として、イケメン子爵様として描写されているラウル。だけど可哀想なファントムからクリスを掻っ攫う鼻持ちならないライバル。そんなイメージが付きがちなラウルだけど、まあ彼がどんな想いで最後に彼女がファントムに指輪を渡しに行く姿を見送ったのか考えてもみてほしい。ファントムとクリスの間に芽生えた自分が死んでも入ることができない音楽という名の絆が確かに存在した。だけどラウルはファントムと触れ合って悟ったのだろう。それすらも含めてクリスを愛し続けていくと。

 


そんなラウルの孤独を最大限に表現してくれる推しラウルこと涼太ラウル、パーフェクト子爵様だと思いません???

 

 

LND?知らない子ですね

 

 

 

◎アラジン


これ以上何を語る気だお前???という感じなので軽くアラジンを推しにするメリット

・出番が多い
主役だから当然ですが多いです。
・ソロが多い
ソロ曲:逃げ足、POYB、POYB(1幕フィナーレ)、POYB(リプライズ)
デュエット:ホルニュー、サムバディ
ソロあり:ダイヤの原石
・台詞が多い
主役だから(ry
・1幕はほぼ半裸
ジャファーにも身体を褒められるぞ!アラジンを推しにして筋肉を見よう!!!
・多彩なアドリブが楽しめる
四季にあるまじきフリーダムなミュージカル『アラジン』をよろしく!

 


…よろしく!!

 

 

10ヶ月ぶりの北村アラジンを観るために突発してきました。アラジン 2019/2/20M

この年末年始(もう2月だけど)何をしていたかというと、去年の10~12月でアグラバー通いをしすぎて燃え尽き症候群(?)になり、しばらくアグラバーは控えてLNDを観て精神が死んだり、国外に逃亡したりしていました。

まあ半分くらい保守点検期間だったので行けなくて当然なんだけどね!アハハ


ハハ…(数えたらそんなに控えてなくて引き攣るオタク)



というわけで1年弱ぶりに推しアルちゃんこと北村アラジンの中の人が人間になってくれたので嬉々として行ってきました。


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ミュージカルのチケットが取りづらくなった話。

お前の根気が足りないだけとか言うなよ!



こんなことを書くとミュおたを敵に回しそうなんだけど個人的な意見として、日本のミュージカルは役者オタありきになりすぎてない?と思っていて。



というのも、最近ミュージカルのチケットが本当に取りづらくなったなと感じています。
5年くらい前まではレミゼもエリザもわりと楽々取れたんだけど、ここ3年くらいナビザ先行は一度も用意してもらっていません。仕方ないから各種プレイガイドとかも利用するんだけどなかなか取れない。ようやく1枚確保して安心したりする。



ところで私も推し俳優のFCに入っているんだけど、彼が出演する舞台をFC枠で申し込むとほぼ確実に用意してもらえる。でも推しが出てない舞台だって見に行きたいわけで、そういうときは本当に苦労する。チケットが取れない。席を選んでいられない。観たい舞台が観られない。努力が足りないと言われたらそれまでだし、当日券に並ぶような気合はない。でももっと気軽に見に行ける環境がほしい。



そこで思ったんだけど、役者オタを優先させるFC枠の存在ってミュージカル文化を浸透させるうえで大きな弊害になってない?ということなのだ。
たとえばレミゼプリンシパルだけで9人いるんだけれど仮に各公演俳優1人につき30席割り当てられているとしても270席だよね?50席なら450席だよね?アンサンブルも加えて+200くらい見積もるともしかしたら600~700席くらいはFC枠で取られるんじゃ…?実際割り当てがどれくらいあるかはわからないのであくまで推測なのだけど、帝劇1800席のうち1/3がFC枠で占められているとしたら、一般人は取りづらくなるわけである。
帝劇なんて箱が大きいからまだいいけど、箱が小さければ更に悲惨だ。まだ記憶に新しい昨年末のスリルミーなんて250くらいしか座席がないので戦争と言うほかなかった。出演者2人だからFC枠はまあそこまでじゃないかもしれないけどそれでも250席の中で50でも割り当てられてたらそれ以外の席を巡って血で血を争う戦いになる。「このミュージカルちょっと気になるな」程度の一般層がそこに付け入る隙は殆どない。




最近ミュージカル俳優がどんどん映像方面にも進出していて、音楽番組でミュージカル特集を組むことも増えた。ミュージカル文化を一般層に浸透させたいという業界の強い気持ちが伝わるし、ブロードウェイやウェストエンドのように観光客を始めとした普段はあまりミュージカルを観ない人たちにも受け入れてもらうことは、ミュージカル業界の発展のためにも喜ばしいことだと思う。
だけどどんなに新規を取り込もうとしてもチケットが取れなければ意味がない。私はこのチケットの取りにくさに日本人の気質も関係しているのではないか思うのだけど、凝り性になりやすい日本人(つまりオタク)は気に入った作品、好きな俳優が出ている作品を何度も観に行く。そのために俳優のファンクラブに入って持てる限りの気力とお金で何公演も抑える。
その結果、一般発売のころにはもうチケットは殆ど残っていないんですよね。新規客が入りづらい環境が慢性化しているなと感じるわけです。


自称ライト層()の私ですら取れないんだから、一般層まで浸透するはずないよねってお話でした。
FCって本当に有難い存在なんですよ。私だって大いに助かってる。でも、それでいいの?って時々思うし、やっぱり役者オタありきになりすぎてない?
最近は高額転売を取り締まる動きも活発化しているけど、チケットが取れないせいで普段ミュージカルを観ない一般層は軽率に高額転売に手をだしがちなんだよね。(実際この間職場の先輩が買おうとしてたので)もちろんテンバイヤーが悪いことに変わりはないけど、高額転売を利用してしまう状況を防ぐためにも、日本ミュージカル界のチケットの売り方を見直してほしいなあと思うわけである。


(そもそもチケット購入の手段が多すぎるのも問題では?FC先行、カード会社先行、プレイガイド先行…最速先行ってなんなの?統一してくれ)



私は海外ミュはウエストエンドでしか観たことがないけど、当日券も少し並べば手に入るし、わりと直前でもいい席取れたりするので不便に思うことはなかった。ミュージカルが観光産業の一つとして成り立っているため、日本ミュージカルとの根本的な差異を実感した。客層も全然違ってて、観光客や年配の夫婦が多かった。たぶん海外の形態に一番近いのが四季なんだろうね。一般層からしたらミュージカル=劇団四季であって、一番チケットが取りやすいイメージがつくのは仕方ないんだと思う。



っていうチケットが取れないおたくの独り言でした。以上。

『No.9-不滅の旋律-』 2018/12/23S @KAAT

あの…下書きのまま忘れてたんで…


年末と言えば第九、第九と言えば年末。
というわけで平成最後の1年も残り1週間を迎えようとしている天皇誕生日、大好きな横浜芸術劇場で吾郎さん主演の舞台、『No.9』を観てきたよ!!

吾郎さんを舞台で観るのは初めてでした。
というか基本的にストレートプレイにはあまり興味がないのでSMAPのメンバーの舞台も今まで殆ど行ったことがありませんでした。
そもそも吾郎さんのドラマもそんな見ないや
ドラマ自体殆ど見ない


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柿澤彼×松下私の復縁によせて。スリルミー 2018/12/17S @東京芸術劇場 シアターウエスト

もう4年も前のことになるけれど、当時の私は彼並にスリルを求めていたのでわずか3週間の公演期間で9回も銀劇へ足を運んだ。どのペアもそれぞれが持つ圧倒的な個性を遺憾なく発揮しており彼と私のわずか100分の愛の物語に毎回ルーベンスの絵を前にしたネロの如き衝撃を受けていた。銀劇は私にとっての聖母大聖堂となったのだ。
しかしその2014年の公演以降、なぜかパッタリと再演が途絶えてしまったスリルミー。首を長くして「まぁぁってたよ!(CV尾上松也)」なわけだが、いざ再演が決まり幕が開けると以前の情熱は不思議なほど落ち着いていました。
なぜかって???




チケットが取れねえからだよ…





箱が小さくなったとはいえ、取れなさすぎない…?
前々回公演なんてマジで当日券余裕だったよ…?私前日夜に電話してチケット取ってたよ…?
チケットが取れないと「頑張って当日券に並ぼう」ではなく「まあ観なくていいか…」となってしまう努力ができない人間なので、まあ観られないなら仕方がないという気持ちで熱は落ち着いたのである。もうひとつのペアも観たかったけど…シアターウエスト、如何せん遠いわ。いや銀劇の方が遠かったわ。でも銀劇は聖母大聖堂だったので余裕で通った。


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その割にジオラマを買ってしまうオタクの図。
(柿澤ネタグッズを購入してしまう癖、治したい)

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音楽劇『道』2018/12/12S @日生劇場

まず最初に私はスマオタそして剛担であり、俳優クサナギツヨシは天才だと思っていることを記しておく。
(どれくらいスマオタかと言うと解散から約2年、辛くて何も聴けなかったんだけどこの間ようやく踏ん切りをつけてstayを聴いて号泣した程度である)(重い)
(ちなみに一番好きな作品は『僕の歩く道』と『任侠ヘルパー』ですがこの話は長くなるので今日はやめます)



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久しぶりの日生で、ミッドなんとか日比谷に初めて行ってきたんだけどチョイ飲みできるコーナーが多すぎて開演前に飲みすぎたよね???(最低だね?)
最近有楽町界隈から縁遠かったんだけど最高のスポットだなあそこ!!!来年はわりと行く予定なのでよろしくなミッドタウン日比谷!



バリータークが観られなかったので危険なふたり以来の剛くんの舞台でした。
海宝氏と共演すると聞いて頭の中に「!?」というマークが10個程並ぶには驚いたよ。えっだって、えっ?
でも剛くん、市村さんとも共演経験多いし仲良いもんなあ。意外にミュージカル界と接点があったりするのだ。



しかし ほんとに チケットが 取れねえ




別に何回も行くつもりはないから1回取れたら御の字なんだけど、、地図FCで取れた人は本当に少ないみたい。
他の出演者の方のFCなら結構取れたのかな…
私はカード会社先行でなんとか滑り込みました。ありがとうなニ○ス。

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アラジン 2018/11/28S オリキャスアラジン様、アグラバーを引き続き席巻する。

様々な新しいコンテンツが流行っては廃れ流行っては廃れていく世の中、新しい何かにハマる気力が全くありません。まあこれは昔からそうなので別に歳のせいではないと思いたい。流行りのソシャゲとかも全然楽しくなくて、一応はやってみるものの刀は1週間、FGOは3日、あんスタに至っては30分で飽きました。ソシャゲって忍耐力と持続力が必要だよね。ダメ人間はソシャゲをやってはいけないのだと悟りました。


そんな持続力のなさに定評があるダメ人間こと私、ハマるのにも異様に時間がかかる熱しにくく冷めやすいっていう最悪のタイプです。キャッツに至っては6回目くらいの観劇でハマった。逆に一度でハマらなかったのにどうして6回も観たのでしょうか。意味がわかりません。


ちなみにアラジンは初見でハマりました。(これが言いたかっただけ)




(初日は外れたので)2回目の公演を初めて見て、開幕週の土マチのチケットを取った。今でもよく覚えてるなあ。
(とはいえ、最初はここまでダイヤの原石を好きになるとは思っていなかったですね…)
初見でいいなと思ったのは他にはJCSとオペラ座とロミジュリくらいかな、、

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◎島村アラジン、6週目


長い!


オリキャスアラジン様の連投記録は今のところ9週(たぶん)ですが、現状他のアラジン役者が出払っているのでこのままだと保守まで連投である。もし、マンカスに誰か入れば一番可能性として来るかもしれないのは北村さんだけどさてどうなるでしょうか。いや観たいよ。きたむアラジンくん死ぬほど観たいよ。私の一存でキャストが決められるなら正直一週間ごとに違うアラジンで観たいし毎日アラジン観たいし10億円くらい欲しい



まあご存知の通り私は強火オリキャスアラジン担なので、この1ヶ月はとても楽しかったです。楽しいです。これからもよろしく。



前にも言ったと思うけれど、オリキャスアラジン様のプリアリビジュアルが大好きである。直ぐに流し目をしがちなところとか、超絶ハイテンションからのスッとロイヤルなディズニープリンスになってしまうその落差とか含めて、わりと和風な顔立ちなのが逆にギャップを醸し出しているのか最高にオリエンタルな異国の王子様に見えてくるディズニーマジックを放っている。
侍女たちの目がハートになるのも納得だな、なんて。アバブワ国って日本でしょ?
(控えめな国民性で鎖国していたって日本ネタだよね…?海外版はどうなってるのかな?)




◎もう後戻りできない日々を繰り返す、島村アラジンのPOYB


しまむアラジンのPOYBを観るたびに



アブダラお前歯を食いしばれ…(拳を握りしめながら)



みたいな感情が湧いてしまうのでもし私がアグラバーの住民だったらアラジン強火担としてとっくに衛兵を殴って投獄されていた気がする。他のアラジンだとそこまで悲しい気持ちにはならないけど、それだけ島村アラジンの『現状を呪う気持ち』が強いからなんだと思うな。
前にも増して、アブダラ王子にバカにされた後の周りへの気遣いが顕著になった島村アラジン。とは言っても拒絶されてしまうので、その気遣いが結局空回りとなって余計に哀れさが募ってしまう。とにかく島村アラジンのPOYBは自噴の念が強いと感じる。実は冒頭カシームが財布を盗んだあたりですごくやるせない顔をするのだけど、それでも盗みをやめられない自分をどう思っているのか、その答えがPOYBで如実にわかるなあと。伏線張るのがとても上手いです。


♪今気付いた これじゃダメだと
覚悟を決めたような表情になり両手で何かを捨てるジェスチャー
今までの自分とは訣別するということなのだな、と解釈している。

♪バカにされても喧嘩はもう二度としない

握りしめた拳を反対の手で包む(これは厂ちゃんもやっていますよね)
今までどれだけ喧嘩してきたんだろうか。そのたびに悪いことをしている自分に自問自答してきたのだと思うし、きっと理由は自分をバカにされたことよりも仲間や家族をバカにされて怒ったことの方が多い気がする、そんな日常を彷彿させてくれる仕草。


♪嘘つきの調子者そう言われてるけど
両手を広げておどけるジェスチャー。悲壮感が強めで泣ける。


♪父さんみたいに完璧じゃなくても

天に向かって手を伸ばし、その手で何かを掴むような仕草をしてから降ろす。
母さんとは違ってこのフレーズにしか出てこない父さんだけど、アラジンにとってはきっと母さんと同じくらい大事な存在なんだと思う。



◎オリキャスアラジン様の儚すぎるホルニューのはなし
開幕1年目、ライトオタだった私はホルニューでいつも眠くなっていた(最低)。いや初見はもちろん感動したよ。絨毯浮いてる~!すげぇ~!って感じだったよ。でもあの宇宙を旅行しているかのようなきらめく星空に包まれ、良い塩梅の暗い照明に照らされて、アラジャスの美声…眠くなる要素がこれでもかと揃っているのだ。仕方がない。


まあそんな不埒なことを暫く思っていたのですが、今では立派なホルニューおたくになったというわけです。



しまむアラジンの何が凄いかというとまず安全ベルト(仮称)の装着が自然すぎて全くわからない。絨毯に乗ってからアラジンが片手でベルトを装着していることに気付いたのは、弟アルちゃんたちのぶきっちょさが原因である。アルちゃん気付いて!見えてる!ベルト見えてるよ!!
まあそんなところも含めてかわいいので全然オッケーなのだけど、流石はオリキャス様というべきか、「今つけてるんだな」って意識して目を凝らしてようやくわかるかわからないかという感じです。


技術的な話はこれくらいにして、私が一番好きなのは愛するジャスミンが腕の中にいるというのに、二人で自由な世界を飛び回っているというのに、それでも寂しげに微笑む島村アラジンの憂いを秘めた表情なのだ。



きっといつでも「今言わなきゃ」「今変わらなきゃ」という強い気持ちが心の中で燻っていて、愛する人を目の前にしていてもなおその燻りと戦い続けている島村アラジン。底抜けに明るいのも変わることができない弱い自分を隠すための演技に思えて物悲しくなる。そんなしまむアラジンは本当によく寂しそうな顔で笑う。こんな甘い一時でもそれは変わらない。束の間の幸せに浸るアラジンの姿にこの先何が起きるのか知っていたとしても、時が止まればいいのにと思わざるを得ない。






◎島村アラジン×三井ジャスミン

オリキャスアラジャスの夫婦感はもう流石と言うしかなくて大好きだけど、ディズニー的にはロマンチックさに欠けるところがある。その点この組み合わせは完璧で、どちらかというとアニメ版のアリエルとエリックっぽさがあって。島村アラジンが溺れたら三井ジャスミンが海に飛び込んで助けてあげそう(どんなシチュエーションだ?)

三井ジャスミンは聡明な雰囲気が一番強いジャスミンなので、感覚的で繊細な島村アラジンを精神的な意味で支えてくれそうだよね。アラジンはもちろんジャスミンの美しさに最初は惹かれたけれど、きっと本格的に彼女を好きになったのは彼女の頭の良さが理由だと思うし、三井ジャスミンはそれが一番納得できる。




ジーニーよりもフリーダムなオリキャスアラジン様のオフマイク集


なんかもう本当に見ていて全く飽きないし、面白いし、咄嗟に出た言葉だと思うのにアラジンらしいなと思えるのが凄い。